2008年04月25日

幾年もの

わたしが主催している連句の会「連衆歌仙 綾鳶の会」の歌仙第5巻「幾年もの巻」が巻き上がりました。のせておきます。よろしければ、お楽しみください。



春   幾年も遍路見守る古木かな     桃栗
春    古き良き風のどかに残る      粕一
春   シャボン玉福福吹くのリズムにて  粕一
雑    子供の笑顔幸を振りまく       鈍八
秋月  秋の暮星を散りばめ昇る月     何木偶
秋    夜長に嵌る推理小説         桃栗


秋   そぞろ寒犬に起こされ出る散歩    桃栗
雑恋   恋が行き交う人混みの中      粕一
雑恋  この頃の娘の様見て想う母      粕一
雑恋   アルバムめくり気も若返る      桃栗
雑   我顔に母の面影ふと見つけ      桃栗
雑    仕掛け満点鏡の館          何木偶
雑   おどけあり手練自在の人形師     粕一
冬月   師匠の姿月冴ゆに似て       桃栗
雑   水面は目映いばかり時静か      粕一
春    光集めて香る白梅           桃栗
春花  酒友に一人楽しむ花の庭       粕一
春    鶯笛吹き風流添える         何木偶


雑   カクテルとジャズに酔い知る粋な店  鈍八
雑    色鮮やかな虹の架け橋        何木偶
雑   気詰まりもワンコ無邪気笑みこぼれ  粕一
雑    孫が来た日は夫婦で早寝       桃栗
雑   日さす朝後悔立たぬ二日酔い     粕一
雑    嫁の頭に角見え隠れ          桃栗
夏   山の神雷神さまも手が止まる      粕一
夏    夏痩せなどはもう縁もなく       桃栗
雑   好きな絵を額縁なしで飾る部屋     粕一
秋    薄が揺れる茶室の障子       何木偶
秋   爽やかが女心と秋の空         粕一
秋月   何事もなく月眺める夜         粕一


雑   朝日さす感じる豊か歩の馳走      粕一
冬    霜柱立つ神社の小道         何木偶
雑   神様が呆れるほどの虫のよさ      桃栗
春    春はめでたい心浮き立つ        粕一
春花  夢抱え花の都に一人立つ        桃栗
春    雨上がる道初虹かかる         桃栗




読んでいただいたみなさんとのご縁にこころから感謝します。

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