2009年07月03日
「CHANGE」 その93
わたしは、この技術は日本だったら実用化できると期待しております。マグネシュームは海水からほぼ無尽蔵に採取できますし、リサイクル方法は太陽光をもちいます。
この開発に成功したら、日本はいっきにエネルギー輸入国からエネルギー輸出国になれるでしょう。
そういう話を書きました。じつは、この話には大きなおまけがついております。
資源と言えば、まっさきに石油が頭に浮かぶ人が大多数でしょう。
じつは、今後石油よりもはるかに重要になる資源があります。それは水資源です。世界中の多くの国では、今後水不足が深刻化します。
日本人で気づいている人はほとんどいないと思いますが、現状でも日本は水資源大国です。
話をもどして、マグネシュームの酸化還元反応をもちいた発電システムは、海水を安価な値段で淡水化する技術でもあります。
つまり、この技術の開発に成功すれば、今後最も重要となるエネルギー資源と水資源の両方の資源大国に日本はいちやくなれるということになります。
わたしは、この話は数年前に知りましたが、知ったと同時に、この技術はものになると確信しました。このへんの勘所は、その人がもち合わせているセンスということになりますが、この技術はものになるでしょう。
今日たまたまネット上で、この技術に関する記事「世界は、石油文明からマグネシウム文明へ」をみつけましたので、リンクをはっておきます。興味がある人は読んでみてください。
開発をしている矢部孝東京工業大学教授は、2025年にはこの技術を応用した循環社会に入ると述べております。もうほんの16年後の話です。
大いに期待すると同時に開発の加速を願いましょう。
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2009年07月02日
「CHANGE」 その92
ときこそ大事 素の実力
こういう時事都々逸をつくってみました。
人気運というのは、不思議なもので、たしかに生まれながらに人気運のある方もおりますが、ある日突然、急に人気運が急上昇する人もおります。
そもそも運自体というのが不思議なもので、麻雀などのギャンブルを初めて行った人はだいたい経験するものに、ビギナーズラックというものがあります。
素人にもかかわらず、バカヅキして勝っちゃうことがあります。もしや、ギャンブルの天賦の才がそなわっているのかと錯覚してしまうほど勝ったりもしますが、これがビギナーズラックというものです。
これは言ってみれば、ギャンブルの神さまの気まぐれ、たわむれ、とも言えますし、人間性への試しみたいなものとも言えます。
これで有頂天となり、のめって、痛い目にあうか、それとも、しょせん、ビギナーズラックとわりきって冷静に自分の能力をみきわめられるかの、神さまのお試しみたいなものでしょう。
話をもどして、生まれながらに人気運のある人は、それはそれでそういうもので人生を歩んでおりますが、えてして問題をおこすのが、ある日、急に人気運が急上昇する人の場合です。
絶頂感、全能感に身も心も頭もいっぱいになって、怖いもの知らずの傲慢な言動を、えてしてとってしまいがちになります。
やることなすことうまくいきすぎ、しかも人気絶頂となると、まわりが見えなくなってしまい、あのときどうしてあんな言動にでてしまったのか、なぜだかわからない。
あとで考えると、そういうことになってしまいます。
目立ちたがり屋で、一攫千金ねらいが見えすぎると、人気の潮がいっきにひく転機にもなりかねません。
人間の長い歴史がしめしているとおり、人間、しくじりの種は、おうおうにして怖いもの知らずの絶頂期にまかれるもので、潮のひきの速さも、山高ければ谷深しのとおり。
本来、絶頂期のときこそ、素の実力が試されるときなのでしょう。
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2009年06月29日
「CHANGE」 その91
そういう日本が食料の自給率をあげるなんて、どだい無理な話だ、無意味な努力だという強力が意見があります。
もうひとつ大きな要因がありまして、どうして自民党は食料の自給率をあげる政策を熱心に推し進めてこなかったのか、不思議に思われる方も多いと思います。
日本は、世界の食料の全輸入量の20%ほどをしめる世界最大の食料の輸入国です。そして、世界最大の食料の輸出国がアメリカです。
単純計算をしてみると、日本の食料の自給率を40%から70%にあげるとすると、世界の全食料の輸出量の10%があふれるということになります。
ということは、アメリカが日本の食料の自給率をあげる政策を認めるはずがありませんし、アメリカの要求どおりに基本的に政策を遂行している自民党が、食料の自給率をあげる政策に本腰をいれるはずもない。
ようするに、日本の食料の自給率をあげる問題の本質は、単純に農業の問題というよりは、じつはエネルギー問題であり、アメリカとの政治問題であるわけです。
では、日本は食料の自給率をあげるという政策をとれないのか。
じつは、そうでもありません。
完全に風向きが変わりつつあります。
日本の消費者のうるささに閉口しているアメリカの農家は、うるさいことを言わずに、言うままに農産物を買ってくれる国へと売りたがっております。
ようするに、世界的にみて、農産物を輸入したがっている国が増えているので、うるさい日本より楽に商売ができる国と、アメリカの農家は取引をしたがるように変わってきているわけです。
ということは、日本が食料の自給率をあげても、アメリカは政治問題にしない素地ができつつあるということです。
日本の食料の自給率をあげるという問題は、エネルギーの自給率をあげるという問題と、ほとんど同義語という話をしました。
ほんの10年前までは、日本のエネルギーの自給率4%を飛躍的にあげるなどは、夢のまた夢であったでしょう。
でも、いまは違います。たぶん20年以内に、日本のエネルギー自給率は100%になっていると思います。
日本は地熱発電を活用すれば、10%程度は電力をまかなえる火山国です。
太陽光発電も、今年から本格的な普及期に入るでしょう。10年以内に、半数以上の家に、たぶん太陽光発電が入るでしょう。
今朝の新聞に、海水からウランを採取する技術が確立できたという記事がのっておりました。原子力発電はあまり感心はしませんが、現在の有力が発電手段であるのは間違いありません。
わたしが最も期待しているのは、マグネシュームの酸化還元反応をもちいた完全リサイクルが可能な発電システムです。
わたしは、これは日本だったら実用化できると期待しております。マグネシュームは海水からほぼ無尽蔵に採取できますし、リサイクル方法は太陽光をもちいます。
この開発に成功したら、日本はいっきにエネルギー輸入国からエネルギー輸出国になれるでしょう。
つづく
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2009年06月27日
「CHANGE」 その90
ところが、意外に知られていない数字があります。じつのは、この40%というのは、カロリーベースの話で、金額ベースで日本の食料の自給率を計算すると、70%ほどになります。
ようは、日本で生産している食料は、輸入食材よりも値段が高いということを、この40%と70%の数字はしめしております。
もうひとつ、あまり知られていない数字をあげておきます。
日本の現在の人口は、世界の1.9%ほどです。その1.9%の人口の日本が、世界の食料の輸出額の20%をしめております。この数字を知ったら、びっくりする人は多いと思います。
日本の食料の自給率の低さについて、いつも議論にでるのは、とくにテレビにでてくる評論家の人たちが口にする論法につぎのようなものがあります。
日本の食料の自給率が低いといっても、この数字をあげること自体は、じつにナンセンスだ。なぜなら、日本はエネルギーのほとんど全量を輸入に頼っているからだ。
ごもっともな論法です。
経済学者や経済評論家は、つぎのように言うでしょう。
国内で自給率をあげようとすると、どうしても値段が割高になってしまうし、種類の豊富さもかぎられてしまう。世界中から、安いものを豊富に輸入するほうが、経済原理にかなった行動だ。
これまた、ごもっともな意見です。
こういう意見もあります。
国内の自給に頼ってしまうと、国内で凶作になったときに対応できなくなる。供給源を世界中に分散しておいたほうが、はるかに安全だ。
これも一理あるかもしれません。
農業の専門家は、もう少し専門的な話をするでしょう。
穀類に限って言えば、日本の食料の自給率が低下したのは、米中心の食生活が、小麦に向かったためで、あと肉の消費量が増えると、その飼料となるとんもろこしの消費が増える。
日本の気候を考えると、小麦やとんもろこしや大豆の生産には向かない。さらに言えば、連作障害のおこるこれらの穀類の生産は、土地の狭い日本には向かないし、米とくらべて単位面積あたりの収穫量が低いのでなおさら、日本には適さない。
だから、日本の食料の自給率をあげるのは無理だ。
たしかに、日本は、肥料も飼料もその多くを輸入に頼っております。エネルギーまでほぼ全量が輸入となると、食料の自給率をあげるなんて、どだい無理な話だし、無意味な努力だ。
そういう話に議論が向いてくるのも、いたしかたないところではあるでしょう。
では、ほんとうに無理なんですか。方法はないのでしょうか。
無理だというのは、だれでも言えます。
できる方法を考え出すべきではないでしょうかね。
では、その方法とは・・・。
つづく
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2009年06月24日
「CHANGE」 その89
安全保障の論点から言ったら、日本の国は論外、自民党政治のつけはあまりにも大きすぎると言えそうです。
農業従事者のうち、65歳以上が全体の6割をしめている現状からすれば、このまま無駄に時間だけがあと5年、10年たってしまったら、ぞっとするような現実が目の前にあらわれてしまいそうです。
日本の国はお金をだせば、世界中から安いものをいくらでも輸入できる、という前提で成り立っております。
しかし、いったん食糧危機が世界を旋回したら、お金がいくらあっても、食料を国民のお腹を満たすだけ輸入するのは不可能と見ておくのが現実的な判断というものでしょう。
農業関係の学者や専門家は、口をそろえて、日本の国土は狭いので、日本だけで食料をまかなうのは無理だと言います。
ほんとうにそうなのでしょうか。
食料の自給率が80%以上はないと、世界規模の食料危機がおこったら、どれだけ日本国内で餓死者がでるか、考えただけでもおそろしいばかりです。
それでも、国も専門家も本気になって食料の自給率をあげようとはしない。
不思議な国です、日本は。安全保障の観点がまるでぬけているとしか言いようがありません。
誰か、本当に真剣になって、日本の食料自給率を80%以上にしようと、号令をかける政治家はでてこないものでしょうか。
真剣に日本の食料自給率を80%以上にする案を考え出そうという人間はでてこないのでしょうか。
わたしは、できるような気がしますがね。
ちょっと、そこで、農林水産省のサイトからデータをしらべて、項目別自給率を計算した表をつくってみました。
ながめていると、いろいろ面白いことがわかりそうです。興味のある方たちは、とくとながめてみてくださいね。
平成19年度 昭和35年度
米 94% 102%
小麦 14% 39%
大麦 8% 104%
いも類 81% 100%
豆類 7% 44%
野菜 81% 100%
果物 41% 100%
肉類 56% 93%
鶏卵 96% 101%
乳製品 66% 89%
魚介類 53% 108%
海藻類 71% 92%
砂糖類 33% 18%
油脂類 13% 42%
きのこ類 83% データなし
摂取カロリー 2551kcal 2291kcal
米 23.4% 48.3%
畜産物 15.6% 3.7%
油脂類 14.2% 4.6%
小麦 12.7% 11.0%
いも類でんぷん 8.5% 6.2%
砂糖類 8.1% 6.9%
魚介類 4.9% 3.8%
その他 12.5% 15.7%
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2009年06月21日
「CHANGE」 その88
4月に夏日があったと思えば、5月6月は急に寒くなったり暑かったりと寒暖の差がはげしい天候がつづき、雨になれば、この時期には珍しいほどの集中豪雨。
この最近は、昼間の気温は、それなりの温度まであがっておりますが、朝夕の風の冷たさは、気温とはほど遠い体感温度で、まるで一日のなかに、夏と冬が同居しているような感じです。
体調をくずしている人も多いのではないでしょうか。
このまま二酸化炭素が増えつづけると、激しい温暖化に見舞われ、地球上が大変な環境になってしまうという予想がでております。
自然環境が対応できないくらい二酸化炭素が増えつづけたら、それは致命的な自然災害が多発するのは目にみえておりますので、各国の対策が急務であるのは間違いないでしょう。
その話と別に、一部の学者は、いまからミニ氷河期がくるのではないという予測をだしております。
最近とみに太陽の活動が不活発になっているというのが、その根拠のひとつで、もうひとつは、200年ほどの周期で地球上ではミニ氷河期がおこっているのを根拠にあげているようです。
前回の200年前は、イギリスのテームズ川が凍ったそうです。
いまどのような状況になっているのか知りませんが、たしか2ヶ月ほど前の状態では、今年は例年にないほど北極の氷の融け方が遅いというニュースをネットで読みました。
最近の朝夕の風の冷たさに、ふと、温暖化ではなくて、もしかしたらミニ氷河期か、と思ったりもしてしまいます。
200年ほど前の日本は、ではどうであったかというと、1782年から1788年に天明の大飢饉というのがおこっておりますし、1833年から1839年には天保の大飢饉がおこっております。
冷夏で作物の不作に見舞われております。がいして、江戸時代は寒かったようです。
今後、温暖化になるのか、寒冷化にすすむのか、どちらにせよ、食料危機が目前にせまっている可能性は非常に大きいのだけは間違いなさそうです。
長年、自民党と農林水産省が農業政策に有効な手を打たずにきたつけはあまりにも大きいと言えます。
何と言っても、日本の食料自給率は40%なわけですから。
つづく
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2009年06月18日
「CHANGE」 その87
それに対して、そうでもないでしょう、日本は物価が先進国にくらべても高いので、物価がさがって日本の生活コストがさがっていくのは悪ではなく、自然な流れ、良い流れではないでしょうかという話をしております。
給料も平均値で考えれば、間違いなくさがっていくでしょう。これは日本にかぎらず、先進国すべてでそうなるでしょう。
であれば、多くの人たちの生活コストをさげる意味でも、物価がさがる環境は好ましいはずです。
苦労をいとわず、夢や理想を追及したい人たちもおりますが、そういう人たちは当然経済的苦境を長期にわたり味わい、辛抱しながら努力をつづけざるをえません。
そういう人たちにとっても、やはり物価が安いというのは大きな支援材料になります。
日本が今後激動の時代を生き抜いていくためには、日本の良さをどうやって表にだす環境をつくりだしていくかが、大きなポイントになるでしょう。
日本人の人情や、職人気質、勤勉さを考えても、日本の良さを最大限表にだすには、物価の安い国にしていくのがその重要な前提になる気がしております。
どちらにしても、今後まだまだ物価はさがる傾向はつづくでしょう。人口も増えませんから、土地の値段もまださがるはずです。
もっとも、日本の国が国家破産する状況におちいれば、ハイパーインフレになるでしょうが。でも、これは物価があがるというよりも、円が紙切れに近づくということでしょうが。
話をもどして、ではいままでどうして日本の物価が高かったのでしょうか。
日本特有の商取引もその原因でしたが、これも解消に向かっております。
これまた日本特有の意味のほとんどない、過剰品質、たとえば、野菜は同じ大きさでないといけないとかいうたぐいの話ですが、これで相当に物価が高くなっておりましたが、これも今後なくなっていくでしょう。
あと大きいのが、そしていまだ改善がみられる目処がたっていない要因に、官僚マターがあります。
官僚が自分たちの権益をまもるため、天下り先での給料を確保するために、必要ともいえない法規改訂を毎年しては、高い法令集を企業に買わせたり、国の品質保証をあたえるという名目で、バカ高い金型を買わせたりしております。
当然、これらの分はすべて商品の値段に上乗せになっております。
ようするに、官僚支配が、日本の物価を意味のなくあげているということです。
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2009年06月15日
「CHANGE」 その86
では、夢をもたない人生は、そんなに悪いのですか、とわたしなどは思ってしまいます。
夢なんかもたなくても、生活できるだけのお金を稼げて、他人に迷惑をかけずに、普通に生きていけたら、それで十分に立派な人生ではないかと思います。
夢をもて、夢をもて、と言い過ぎるのは、では夢をもたなければ悪い人生なのかという話がでてきてしまうので、良くないと思ってしまいますがね。
かりに夢をもったとします。
それが単なる願望だけであったら、夢想家と現状不満の人生で終わってしまうでしょう。かえって不幸な人生です。
では、夢を夢で終わらせずに、実現させる人生を歩んだとします。
願えば夢はすべてかなう、などという甘っちょろい人生などは、世界のどこにもありません。
夢をかなえようと思ったら、ほとんど例外なく大変な人生が待ち受けております。
夢の種類にもよりますが、精神的にも肉体的にも金銭的にも、無理に無理をかさねる人生を、10年、20年、30年とえんえん努力しつづける必要がでてくるでしょう。
それで、成功を手にできればまだしも、努力のかいもなく、成功を手にできずに人生を終わってしまう例のほうが圧倒的に多いのが現実です。
ようするに、現実は非常に厳しいということです。
こういう話をしておりますが、わたしは基本的に努力をする人が好きです。苦労を苦労と思わずに、えんえんと努力をしつづけている人は立派だと思っております。
産業革命以降の資本主義は、基本的に「タイム イズ マネー」が支配する世界です。
そういう世界にあって、本当に良いものを追及していこう、理想を実現しようとすれば、どうしてもこの「タイム イズ マネー」主義を度外視した努力をつづける必要があります。
そうすると、当然経済的には非常に苦しい生活を強いられることになります。
日本には、ほかの国とくらべても、すばらしい文化や風習、そして芸術がいっぱいあります。
過去に、「タイム イズ マネー」を度外視して、努力をかさねてきた人たちがたくさんいたおかげなのでしょう。
ちょっと話をかえて、江戸時代は日本に訪れた西洋人がこぞってこの世の楽園だと称賛したほど、良い時代でした。
どうして、そうだったのでしょう。
物価が非常に安くて、生活コストがかからなかったのが大きかったでしょうし、いま議論されているワーク シェアリングなどは、江戸時代はその最たるもので、非効率の世界を実現して失業がでないようにしていた面もあります。
ようするに、世の中が、「タイム イズ マネー」に毒されていなかったおかげで、江戸時代は人情にも風習にも花が咲いたということなのでしょう。
世界史の中でも、江戸時代は奇跡的に幸運な、まれな例に属するでしょう。
いまの日本は、先進国にくらべても、まだまだ物価が高い国です。
日本が今後日本の良さを十二分に花開かせられる国になっていくには、生活コストをさげていくこと、物価を安くするのがとても重要な条件になるような気がしております。
日本人は基本的に努力するのが好きな人の多い国民ですから、物価が安いほうが、日本の良さ、日本人の良さがいっぱいでてくる社会になっていけるのではないでしょうか。
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2009年06月12日
「CHANGE」 その85
世はインターネットの時代、世界には日本語を十分につかえる優秀な人間が、しかも日本の賃金よりはるかに安い給料で働いてくれる人たちがたくさんおります。
しかも、エコ重視に世の中が変わってきておりますから、できるだけ製品は最終消費地に近いところで生産しようという流れになってきております。
船や飛行機で遠距離運ぶのは、二酸化炭素削減にも反するというわけです。
ということは、日本の大企業は、同じ人間の数だけ新入社員を採用するのであれば、できるだけ日本人の数を減らして、外国人を増やそうと当然考えます。
わたしは昔仕事でよくアメリカに行っておりましたので、20年くらい前にいまから日本の会社では、年功序列型の仕組みが壊れて、能力主義的な、いわゆる賃金格差のある賃金体系に変わっていくだろうと確信しました。
なぜそう思ったかというと、20年前にすでにアメリカ人のマネージャーと日本人の課長の給料をくらべると、日本の課長の給料のほうが高くなっていたからです。
このままつづけられるはずがない。ではどうなるか。
優秀な人間にやめられると会社としては困るので、能力主義、成果主義という、一見もっともらしい名前の賃金体系にして、賃金格差を大きくしていく、そのじつ、その目的は、全体でみたときの平均賃金がさがるようになるだろう。
20年前にわたしが思ったことですが、だいたいそう通りに動いてきたのは、みなさん、ご存じのはずです。
20年前といまをくらべて、何が一番違うかというと、ネットの急激な進歩と、アジアで急激に優秀な学生の数が増え、経済発展していることです。
つまり日本でしかできなかった仕事の相当数をいまは台湾、中国、インドなどの人たちがホワイトカラーの仕事をするようになっております。
この動きは、いまからますます増えていくでしょう。
どう考えても、日本の給与を平均値で考えたときには、今後さらにさがっていくとしか考えられないでしょう。これは、何も日本だけの問題ではなく、ほぼすべての先進国で起きる現象です。
わたしが何を言いたいかというと、物価がさがるのは悪ではなく、物価がさがって日本の生活コストがさがっていくようにしておくのは、今後の流れを見たときには非常に重要なことのように、わたしには考えられるからこういう話をしております。
それに、・・・・。
つづく
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2009年06月10日
「CHANGE」 その84
結果は、この20年がしめしているとおりです。
20年前に、なぜそう思ったかといえば、大きな不況、変革期に突入していくと確信したのもあるのですが、日本は急激にすすんだ円高差益を十分に消費者に還元していない、還元しつくすまでは物価はさがるし、不況になれば、企業の競争はますます厳しくなっていく。
つまり、物価はさがるということです。
物価がさがれば、当然GDPは縮小していきます。
GDPは縮小し、マイナスになれば、それをデフレと呼び、不況と言います。
今年になって、企業が生き残りをかけて、急激な低価格路線を展開しております。物の値段の下がり方は、みなさんが実感されているとおりです。
その結果、今年の1月から3月のGDPは年換算15%以上という未曾有の下がり方をしております。
いま日本のGDPが急激にマイナスになっているのは、企業が低価格競争をしているからだけではないと、わたしは思っております。
もともと日本のGDPというのは、本来あるべき実態よりもずいぶんと水ぶくれしていたのが、その水ぶくれ分がいま取れてきているのではないかと見ております。
実力相応の姿になろうといていると見ていいのではないでしょうか。
経済学では、デフレは悪と見ますから、悪い状態という見方が通常ですが、そうともかぎらないと、わたしは見ております。
たしかに、たがのはずれたデフレが急激に進行しつづけると、それは大きな問題になりかねません。
ただし、本来あるべき実態に近づいている、先進国にくらべ物価高の分が是正されている過程でのデフレであるのなら、むしろそのいい面を見ていったほうがいいのではないでしょうか。
競争についていけずに生き残れない企業がでてくるでしょうから、企業にとっては非常に厳しいのは厳しいのですが。
つづく
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2009年06月07日
「CHANGE」 その83
まずはワールドカップ出場決定、おめでとう。あとは、オーストラリアに勝って、実質上、アジアで1位になって、堂々とワールドカップに出向いてほしいものですね。
今年の日本の1月ー3月のGDPが年換算で15%マイナスという、普通の意味で言えば、びっくり仰天するような統計がでております。
経済学では、GDPが増えれば好景気、マイナスになれば不景気というふうに判断します。
そういう意味では、年換算15%のGDPマイナスは大不況、大恐慌と言ってもいいような数字でしょう。
でも、この数字は、わたしは実感としてとてもよくわかります。
なぜかと言えば、とくに今年になってものすごい勢いで物の値段がさがっております。所得が減っているので、値段をさげないと売れない。どこかがさげると、対抗上値段をさげないことには、まったく売れなくなってしまう。
値段が思いっきりさがった好例と言えば、トヨタの新型プリウスでしょう。当初の予想を40万から50万くらい下回る驚異的な値段設定を打ち出してきました。
これには、ほかの自動車メーカーは、困ったの一語だと思います。
思い切ったことをした会社に、限られているお客さんが集中する。そうすると、それに対抗できないところはつぶれていく。
低価格を推し進めるには合理化が必要。合理化が進むということは、全体で見たら、人がいらなくなる、つまり失業が増えるということです。
新規の事業形態を日本の中に作り出していかないかぎりは、失業はいまからまだまだ増えることになるでしょう。
日本でいまなぜGDPが大きくマイナスになっているかというと、それは不況のせいだけではないと思います。それは・・・。
つづく
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2009年06月04日
一年の楽しみが
運命一転 光さす
こういう時事都々逸をつくってみました。
岡田ジャパンの発足以来、代表の試合にもかかわらず、観客の入りもイマイチ、盛り上がりも寒い状態がつづいておりました。
原因は、岡田監督のかかげるワールドカップベスト4という目標に対し、目の前の実力があまりにもかけ離れていたせいが大きかったのではないでしょうか。
いわゆる決定力不足。
それが、この前のキリンカップでは、いままでの決定力不足がまるで嘘のように、チリ戦で4対0、ベルギー戦でも4対0と、ゴールラッシュ。
ベルギー戦は、相手が弱すぎたので、あまり参考にならないかもしれませんが、チリ戦はいままでの代表戦で一番いい試合だったでしょう。
不安・心配でいっぱいだったサッカーファンに、まさに希望の光がさしてきたような日本代表らしからぬゴールシーンの連続に、これで岡田ジャパンの人気も期待も一気に盛り上がりそうです。
いまからのワールドカップ最終予選の3試合、とくにオーストラリア戦に完勝の試合ができれば、ワールドカップベスト16は十分にねらえるでしょう。
さらには、森本選手という秘密兵器もひかえておりますから、くじ運と好運に恵まれれば、ベスト8という期待も、サッカーファンにしっかりと芽生えてくるでしょう。
いまから一年の楽しみができたようです。
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